不動産エージェントみつかる

そもそも建売は安い、しかし、いまいちカッコよくない。建ってしまっているのであと少し費用を足して性能をよくしたくてもできない。
基本的な性能は確保しつつ、ダサくない家、そしてコストを落とすためには、「余計なものをつけない」
購入した人が好きなものを足していく家があったらいいのに・・と思い作った。”建売”

DIYしてくれそうな若い夫婦をイメージして、まずは土地探しから始めました。

西武線の武蔵砂川駅まで歩けるけど、立川駅までのバス停が近い、綺麗な家が建ち並ぶ団地の一区画だけ、昭和57年の古い家がある土地を見つけました。面積は８９m2容積率が80％なので建てられる家は69m2　少し狭いですが、ここがまた狙いでした。
駐車場１台は全面道路から決まった位置になり、建物の形状も決まってしまいます。そこにお隣さんの家も決まっているので、窓も位置も決まってしまう。
土地にあった家を建てるしかない。

広くてどうにでもなる土地であれば、買う方の住まい方やデザインセンスによっても求められるものが変わります。

しかし、これからの時代、買った家に一生住み続けるかどうかわかりません。売る時に売れる家を作ることも重要だと思うのです。だから土地にあった家の形を作っておけば、誰が買っても同じ形になるはず。結果売るときにも問題なし！ということになるわけです。

だれにでも合う家の箱を作り、内装は買う方が好きなように装飾してくれればよい。そんなコンセプトでしたので、その条件に合うこの土地を選びました。

そしてローコストにするために、設備は一番ローコストなもの。シンプルで白。ドアも白で最低限のドア、部屋の間仕切りもクローゼットもない、玄関収納もない、バルコニーもない。

ただし２階のLDKの南は一番光が入るので、大きな掃き出し窓をつけ、建売を買ってくれた方が後付けのバルコニーか落下防止のフェンスをつける前提で考えました。

完成し、果たして売れるのか？と思いながらも販売開始したところ、アットホームを見てすぐに内見依頼が！
そして内見にいらしてくださって、その場で購入希望をいただくことに。

ご案内しながら、奥様が、余計なものはいらない。玄関収納もバルコニーも壁もいらない。DIYが好きだからDIYします！と仰っていただいて、本当に飛び上がるくらい嬉しかったです。

そして引き渡しから1年後にお邪魔しました。

キッチンの収納や壁の収納が見事にDIYされていて、間仕切り壁を作らなかったホールにはお二人の趣味のものが沢山配置されていて、収納がない分、ご主人の趣味のサバゲーグッツを飾るサバゲー専門の棚が置かれていて、

こーいう部屋の使い方っていいな！と私の想像にもなかったことが起こっていました。

車庫には黒い壁に合う緑のジープが置かれていてまたカッコいい！お客様も家を買ったら気になって他の黒い壁の家をみるのだけど、うちのが一番カッコいい！って話をしているとお話しくださって。涙でそうでした笑

なにより、「家買ってよかった！」毎日楽しく暮らしていると。仰ってくださって、またこんな家企画したいな〜と思った瞬間でした。

販売同時のコラムはこちらです
https://agent.sotsoken.jp/bukken/西区の家/

お客様へのインタビューもぜひご覧ください！
https://www.youtube.com/watch?v=rPIseEAIHxg&t=97s