不動産エージェントみつかる

娘が家を探しているので相談に乗ってくれませんか？と以前お仕事でご一緒したことのある方からご連絡がありました。彼女は定年後練馬区のご自宅からご出身の福岡へ移住されているとのことでした。

お嬢さんのF様は赤ちゃんが生まれたばかりで育休中です。どんな物件をどうやって買ったらいいか・。まずはどうすべきかなどのお話からスタートです。
ご主人の職場は横浜。奥様は羽田です。奥様の通勤を考えて、京急線沿線で探していこうかということで、まずFさんが選んだ街が大岡山です。賃貸で住んでいるマンションからも近い場所で駅前の雰囲気も街も気に入っているとのこと。
早速中古のマンションをいくつか選択して内見をすることになりました。

大岡山の駅前はとても素敵なのですが、ネックなのが坂道です。坂の無い川沿いのマンションは電車の通る音が気になりなり、駅１０分以内でもベビーカーを押せるような坂ではないくらい、かなり急な坂です。
その割に値段も安く無い・。

物件を３件見てみることにしました。２件目を見ようと思った頃から赤ちゃんがギャン泣きし出して。
かわいそうなくらいの泣き具合で、F様もかなりお疲れになってしまいました。
坂の上は見晴らしがよく、どれも悪くないですが、坂さえなければ。さすがにベビーカーでこの坂を上がるのはということで
決められず。

その後も平らな大岡山を探してはみたものの、なかなか無い。あっても高い！
ということでエリアも再度検討してみることに。

そこで少し古くても環境のいい京急線沿いの大森駅を候補に入れました。そして３つの物件に絞って内見することに。
１件目は競艇場のそばですが、日当たりも管理もよい物件です。内装も気に入ったのですが、バルコニー側の大通りが少し気になりました。
３件目にみた住宅地にあったギリギリ新耐震のかわいいリノベ済みの物件はF様の趣味に合うもので、予算は当初より少しオーバーでしたが前向きに検討することにしました。

大岡山でギャン泣きしていた赤ちゃんが、その日はニコニコ。
「きっと横浜じゃなくて大森に住みたいんじゃない？」と私が言うとご主人も悲しかな納得。ご主人は田舎育ちなので都内はあまり住みたくなかったそうです。奥様は都内で育ってますのでやっぱり都内がよかったそうです。予算の関係で都内は無理かと思っていたけど、ここなら立地、内装、建物もOK！だとか。

気になっていたのが築が昭和５７年、旧耐震かもしれないと思っていたのですが、調べたら新耐震基準でこれなら住宅ローン減税もバッチリ使えるし、長期修繕計画も２年前に３０年後までしっかり計画し直していたので、安心しておすすめすることができました。

契約から決済までの時間もなく、決済日の次の日にお引越しだとかで、年末にバタバタでしたが無事お引き渡しもできて、会社で決済のあと記念に一枚！最高の笑顔が見られて本当にホッとしました。

お母様からお礼にと最高級の福岡の焼酎までお送り頂いちゃって、嬉しい限りです。
親御さんからお子さんの住まい探しを頼まれる年になったのもなんか複雑〜！とも思いましたけどね笑